自身の抵抗力が抵抗すると、常在菌であるカンジダ菌による影響を受けることがあります。これは再発性も高いので、事前に対策を練りましょう。

原因として抗生物質の服用によってもカンジタ症になる

落ち込む女性

カンジタは真菌と言うカビの一種であるカンジタ菌による感染症です。
カンジタ菌は私たちの体の中に住み着いている常在菌で、皮膚や消化管や口腔、膣などに常在しています。
普段は私たちの体の中でおとなしく共存していて何も悪さはしません。
しかし、風邪をひいたり手術後で免疫力が落ちたりしたときに暴れ出して増殖します。
また、人の体の中に常在するとともに、土壌中や食物中にも認められます。これがカンジタ症です。

口の中にカンジダができると、ミルクかすのような白い膜が付着します。
膣の中でカンジタが繁殖すると、おりものが増えたり白いヨーグルトのようなおりものになったり、おりものが悪臭を放ったり、外陰部が赤く発赤してかゆくなったりします。

人類は日々、細菌との戦いです。私たちの体の中には約1千兆個の細菌が住んでいます。
その中には善玉菌もいれば悪玉菌もいて、このバランスが取れている時は発病しません。
しかし、このバランスが崩れると感染症にかかってしまいます。

通常、私たちの膣の中は乳酸桿菌と言う善玉菌がいて、その働きで膣の中は弱酸性です。
そのため、カンジタ菌が侵入しにくくなっています。
善玉菌の乳酸桿菌が不足して悪玉菌の方が多くなると、膣の中のPHが保てなくなり、カンジタ菌も繁殖しやすくなります。

カンジタなどの感染症にかかった時には抗生物質を飲んで治療するのが一般的な治療です。
しかし、抗生物質によって攻撃を受けた最近は、一度は負けてしまったとしても次からは何らかの対策を考えて対処します。

ちょうどスポーツの世界と同様です。
一度は必殺技が有効だったとしても、次からは相手も対策を講じてきて必殺技が通用しなくなり、また新たな技を考えなくてはなりません。
抗生物質も同様で、一度は有効でも何度も使っていると、細菌も少しずつ変異してその抗生物質に対して耐性を持ってしまいます。

次々に新しい抗生物質ができるのは、このような背景があるからです。
まさに細菌と抗生物質がイタチごっこをしているような状態と言えます。
抗生物質を開発する人たちの知恵と、カンジタ菌などの細菌のもつ知恵との戦いは、今も今後もずっと続くでしょう。

抗生物質は体にいい菌まで殺菌してしまう

また、抗生物質は良い菌まで殺してしまうというデメリットがあります。
悪玉菌だけを殺してしまうことができればいいのですが、上記の乳酸桿菌も殺菌してしまうのです。

抗生物質の細菌をやっつけるメカニズムは大きく4つに分類されます。
細菌の細胞壁を壊すタイプ、細胞膜を壊すタイプ、タンパク質合成を阻害するタイプ、核酸の合成を阻害させるタイプの4つです。
カンジタの治療にもっぱら使われている抗真菌薬は、細菌の細胞膜を壊すタイプです。

抗真菌薬を服用すると、細菌の細胞膜が壊れて細菌の発育や大繁殖が抑えられます。
しかし、それと同時に乳酸桿菌の細胞膜も壊されるため、善玉菌である乳酸桿菌も大繁殖しなくなり、減ってしまいます。

乳酸桿菌が減少することで免疫力が低下する原因となって、悪玉菌が増殖して大繁殖させてしまうことになり、カンジタを誘発してしまいます。

このような抗生物質によっていい菌まで殺菌してしまうのと同様のことが、入浴中にも起きている可能性があります。

お風呂で体を洗う時も同様で、あまりに洗いすぎると良い菌まで洗い流すことになってしまいます。お風呂は長湯を避けて、洗いすぎないことが大切です。
外陰部や膣を洗う時は、石鹸やボディーソープは使わなくて良い、使うなら膣専用の洗浄液を使うのがベターだという婦人科医が大半です。
お風呂の長湯はお勧めできません。

抗生物質は菌が完全に死滅するまで使う必要があります。
症状がなくなったからと言って医師から指示された日数よりも早く服薬を中止すると、まだ生き残っている細菌が元気を取り戻して大繁殖する可能性もあります。

しかし、もうすっかり良くなっているのに心配だからといつまでもダラダラと使い続けるのは禁物です。
良い菌まで死んでしまいます。
また、細菌がその薬に対して耐性を持つ原因を作ることになるだけです。

薬はいつ飲むかも大切ですが、止めどきも重要です。
特に抗生物質ではいつまで飲むか、いつ止めるかが重要になってきます。指示通りに服用しましょう。

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